11月6日(金) Generation Gap

‘ チンさん’ のニックネームで親しまれている日本ジャズ界のリーダー的存在&重鎮ベーシスト鈴木良雄が、

若手ミュージシャンとの交流を目的に2008年に結成したバンド。事実、鈴木とメンバーらとは親子ほどの年齢差がある。


リリースされたCDに収録されているのは鈴木のオリジナルナンバー。

今回は名古屋のピアニスト平光広太郎を交えお送りいたします。


鈴木良雄(bass)

1946年長野県木曽福島生まれ。

音楽家の両親と“鈴木メソッド”創始者の伯父鈴木鎮一の下、

幼少の頃からバイオリン・ピアノに親しむ。

早稲田大学文学部卒。早大モダンジャズ研究会ではピアノを担当。

卒業後渡辺貞夫に師事。彼の勧めもあってベースに転向。

1969年~73年の間、渡辺貞夫、菊池雅章のグループで活躍。
73年渡米し、74年スタン・ゲッツ・グループ、75年~76年アート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズのレギュラーベーシストとして活躍。同時にクラシック作曲法を学び、ジャズのフィーリング、クラシックの素養、日本人としての感性をミックスさせた独自の世界を築く。


85年帰国後、自己のグループMATSURIを結成し再び日本を舞台に活動を開始。
93年にEAST BOUNCEを結成、同グループ初アルバム「Kisses on the Wind」をリリース。その中の「Somewhere I Never Travelled」がニューヨークのCD101.9FMで頻繁にON AIRされたことで「BEST OF EAST BOUNCE」が全米発売される。


2002年にEAST BOUNCEを解散と同時に新グループBASS TALKを結成、新たな音世界に挑戦し続け、2004年10月には「MOON AND BREEZE」を発表。11月には草月ホールでその発売記念及びデビュー35周年記念コンサートを開催。

2005年6月にはBASS TALKでEU公演を行い、エストニアNUMME JAZZ FESTIVAL出演を始め、スウェーデン・ラトビア等2週間に渡ってのツアーを行い好評を博す。


2007年新たに伊藤潔、タモリ、五野洋と共に「ONE」レーベルを発足させ意欲的にCD制作に取り組む。6月に海野雅威(p)フィーチャーのCD「FOR YOU」、12月にはBASS TALKの新譜「Love Letter」を発売。
2008年3月には草月ホールでBASS TALKの集大成としてのコンサートを開き、全国65ヶ所に及ぶ「Love Letter」プロモーションツアーを行った。


2009年10月にはベーシストデビュー40周年を記念して ケイ・赤城、秋吉敏子、小曽根真、イサオササキ,野力奏一、山本剛という6人のピアニストとのDUOのCD「My Dear Pianists」をリリース。

2010年1月に南里文雄賞を受賞、2月には紀尾井ホールでコンサートを開く。

SWING JOURNAL誌「日本ジャズメン読者人気投票」では数年にわたりBASS部門の1位に輝く。‘チンさん’のニックネームでファンから親しまれ、日本ジャズ界のリーダー的存在である



山田拓児(a.sax,s.sax,b.clarinet)

1980年札幌生まれ。

1998年洗足学園短期大学ジャズコースに入学し、アルトサックス、

バスクラリネットを中村誠一に師事。Berklee College of Musicより奨学金を得て2002年同校に入学。2003年には同大学の選抜メンバーに選ばれBlue Note New Yorkでライブを行なう。また同バンドでSerious Radioに出演しその演奏が全米に放送される。


2004年同校を卒業後、今泉千絵のバンドにてオランダのNorth Sea Jazz Festivalに出演。 同年8月ニューヨークに拠点を移し、様々なセッションやライブ活動を行う。
2008年10月に帰国、日本での活動を本格的に開始する。


2009年10月、横浜ジャズプロムナードのコンペティションにて、"山田拓児Quintet"でグランプリを獲得。 同年12月には第29回浅草ジャズコンテストにて、"山田拓児セクステット"で金賞受賞。
2010年、ニューヨーク滞在時に結成したUoU(ユーオーユー)のファーストアルバム ”Home” をアメリカTippin' Recordsより発売。米Jazz Week World Radioのチャートにて2週連続1位を獲得。


2012年、Danny Grissett(p)Luques Curtis(b)Quincy Davis(d)阿部大輔(g)とニューヨークで録音した、初リーダーアルバム"Lite Blue"をダイキムジカより発表。
2013年にはUoUのセカンドアルバム"Take the 7 Train"を米Tippin' Recordsより発表。1934年創刊の米国で最も権威のあるジャズ専門誌「ダウンビート」に取り上げられ好評を得るなど大変注目されている。


現在は自己のバンドや鈴木良雄"Generation Gap"、大坂昌彦"Assemblage"、

安ヵ川大樹”D-musicaラージアンサンブル”、北川潔"Walking' Ahead"など様々なバンドで活躍中。
また洗足学園音楽大学付属音楽教室の講師として後進の育成に努めている。



中村恵介(trumpet)

1977年7月29日生まれ。


神奈川県横浜市出身。
中学校の部活でトランペットをはじめる。
通っていた横浜市立港南台第一中学校には、ジャズオーケストラ部なるものがあり、ジャズを始める。

その後、東海大学に入学しジャズ研に所属。大学在学中に1年間、西尾健一氏に師事。
4年次には早稲田大学ハイソサエティーオーケストラに在籍し
第30回山野BIGBANDJAZZCONTESTの優勝に貢献。

同バンド引退後プロ活動を開始し、自身のコンボ「中村恵介withコンヴォイ」を結成。2001年吉祥寺JAZZCONTESTグランプリ・オーディエンス賞、2001年浅草JAZZCONTEST金賞をそれぞれ受賞。


現在、コンボ、ビッグバンド問わず、幅広いジャンルで東京・神奈川を中心に活動中。

今までの主な共演ミュージシャンや所属バンド
鈴木勳「OMASOUND」、本田竹広「The Pure」、

鈴木良雄『GENERATION GAP』、内堀勝「BIG LASH BAND」、
原信夫「シャープス&フラッツ」、宮間利之「ニューハードオーケストラ」、等多数



大村旦(drums)

1981年東京都出身。
幼少の頃よりアメリカで育ち、その頃よりクラシカルピアノを通じて音楽と触れ合う。青少年時代をオーストラリアで過ごし、高校に進学した時からドラムセットを本格的に学び始める。


シドニー大学、シドニー音大ジャズ科に進学し、在学中より国内の素晴らしいミュージシャン達と演奏する機会を得る。中でも著名なのが故Art Blakeyが晩年共にツアーしていたテナー奏者Dale Barlow。氏とは師弟関係にもありながらも、多くのステージやレコーディングも経験した。
在豪時にはオーストラリアの若手の登竜門で著名なBilly HydesDrumcraftドラムコンペにおいても優勝し、SABIAN CYMBALともスポンサー契約を結んだ。Jazz, World Music, Pops等ジャンルを問わず多岐に渡る活動を展開する。

2006年帰国し、活動拠点を東京に移す。
横浜JAZZ PROMENADE 2006, 2008, SAPPORO INTERNATIONAL JAZZ FESTIVAL 2008, TOKYO JAZZ 2008, 2009,NHK Session 2010~2013, NHK-BSエルムンドなどといったメジャーなジャズフェスティバルや番組にも多数出演。
 

海外のアーティストとも共演が多く、中には元ECMアーティストであるMIKE NOCK氏のトリオ、米グラミー賞ノミネートのBARNEY MCALL氏のトリオ等をはじめ、国内問わず海外のアーティストからも厚い信頼を得ている。

今までで公演した国はインド、ヨルダン、中国、香港、台湾、アメリカ、オーストラリア。

2013年からはインド古典音楽界の若き巨匠、タブラのグルであるPandit Yogesh Samsiに弟子入りし、タブラの音節やインド音楽の研磨も開始した。

現在は自己のトリオはじめ、Mike Rivett(ts,electronics)佐藤浩一(p)池尻洋史(b)からなるカルテットBungalow,西口明宏Quartet Pingo, 鈴木良雄Generation Gapの他にフリーで様々なプロジェクトに参加している。



平光広太郎(piano)

幼少のころよりクラッシックピアノを始め、岐阜大学New Stars Jazz Orchestra、Liebe Parzeに所属したことをきっかけにジャズピアノに転向する。

在学中よりジャズピアニストである水野修平氏に師事する。


2005年『東海ビッグバンドコンテスト』にて優秀ソリスト賞を受賞。
大学卒業後は音楽とは無縁の一般企業に就職するが、演奏活動に専念するために退職。


2009年4月から本格的に演奏活動を開始する。同年7月にはシアトルで開催されたCentrum Jazz Workshopに参加し刺激を受ける。


現在、自己のグループを率い、各地で定期的に活動を続けている。その他にも様々なミュージシャンのサポートを行う等、東海地区を中心に活動中である。色彩豊かな力強い音色と繊細なフレージングには定評がある。
2012年『金沢ジャズストリート2012コンペティション』にてグランプリを受賞。